ソファー修理・財布修理・カバン修理｜革修理の事なら革研究所 浜松店

1. 材料準備

革コートを修復するため、以下の材料と道具を準備しました：

• 革クリーナー：革表面の汚れや油分を除去するため。
• 脱脂剤：油分をさらに徹底的に取り除き、補修剤や塗料を定着しやすくするため。
• サンドペーパー（細かい目）：補修剤塗布後の表面を滑らかに整えるため。
• 傷補修剤：スレ傷を埋めて目立たなくするため。
• 綿棒：傷補修剤を細かく塗布するため。
• 革用塗料：コート全体の色を統一するため。オレンジ色を調合して作成。
• スプレーガン：塗料を均一に吹き付けるため。
• 仕上げ用オイル（フィニッシュクリーム）：修復後に光沢を出し、革を保護するため。

準備した材料や道具を確認し、作業スペースを整えた上で修復を開始しました。

2. 革コートのクリーニング

• 革専用のクリーナーを使って表面の汚れを丁寧に拭き取ります。
• 柔らかい布を使用し、革を傷つけないように気を付けながら施工します。
• 特にシミが目立つ部分には、クリーナーを少量ずつ塗布しながら汚れを落としました。

3. 脱脂処理

• 脱脂剤を布に含ませ、全体を均一に拭き上げて革表面の油分を除去しました。
• 油分を取り除くことで、補修剤や塗料が革にしっかり定着するようになります。
• 過度に脱脂しないよう、適量を使用しながら作業しました。

4. スレ傷への補修剤塗布

• スレ傷部分に革用傷補修剤を綿棒で丁寧に塗布します。
  • 綿棒を使うことで、傷の範囲に正確に補修剤を塗り込むことができます。
• 補修剤を塗布した後、指先や柔らかい布で軽く馴染ませ、余分な補修剤を拭き取ります。
• 必要に応じて、傷の深さや範囲に応じて数回に分けて塗布します。

5. 下地の整え

• 補修剤が完全に乾燥した後、細かい目のサンドペーパーで軽く表面を整えます。
• 凹凸がなくなるように磨き、なめらかな仕上がりを目指します。
• 状態を確認しながら、必要に応じて補修剤を追加して修正を繰り返しました。

6. 塗料の調合

• コートのオレンジ色に合わせるため、複数の塗料を使用して自分で色を調合します。
• 既存の色と一致させるため、少量ずつ混ぜて試し塗りを行い、最適な色合いを作り上げます。
• 調合した塗料をスプレーガンで均一に吹き付けられるよう、適切な粘度に調整しました。

7. スプレーガンでの塗料吹き付け

• 作業スペースを整え、塗料をスプレーガンで薄く均一に吹き付けます。
• スレ傷の補修部分を中心に、全体的に色合いが統一されるよう丁寧に作業しました。
• 一度に厚塗りせず、薄く何層にも分けて塗料を重ね、自然な仕上がりを実現しました。
• 塗装後、乾燥時間を確保し、塗料がしっかり革に定着するまで待ちます

8. 仕上げ

• 塗装が完全に乾燥した後、革用のフィニッシュクリームを塗布しました。
• 柔らかい布を使って軽く磨き、艶と滑らかさを出しました。
• 最終的に、コート全体の仕上がりを確認し、色ムラや補修跡が目立たないかを細かくチェックしました。

9. 最終確認

• 修復前後の状態を比較し、傷やシミが目立たなくなったことを確認しました。
• 塗料の色合いがコート全体と自然に調和していることを確認し、作業を完了しました。

それでは、施工後の写真をご覧になってください↓↓↓

いかがでしょうか～！

スレ傷が目立たなくなり、シミも完全に消えました！

新品同様の美しさを取り戻しましたね(^^♪

色の調合は毎回一番時間をかけてやりますが、

正直、100％元の色を再現するのはほぼ不可能です。

しかし、今回はとても近い色を作れたと思います(^^♪

今後も定期的なケアを行い、大切なコートを長く愛用していきたいと思いますm(__)m