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革修理ブログ
2023/10/31
カバン修理 HERMESエルメス ボリード 革部分のキズ補修、染め直し
こんにちは!
革研究所 浜松店です!
今日は
カバン修理 HERMESエルメス ボリード 革部分のキズ補修、染め直し
を紹介させていただきます♪
ボリードはエルメスのなかでも、収納力が高く、使いやすいデザインとなっています。
こちらはエルメスが1923年に発表した世界で初めてのファスナー付き革製バッグです。
ハードなレザーのボディを持つボリードですが、その下にソフトなインナーを備えています。
ラムスキンのライニングは、思わず頬ずりしたくなるほどのやわらかさ。うっとりするような肌触りです。
ボリードでよく使われるレザーはボ以下の4つになります:
①「トリヨンクレマンス」
トリヨンクレマンスとは、雄牛の革を使用している柔らかい手触りが特徴的な素材です。
摩擦や傷に強いため、カジュアルバッグとしても使用できます。
また、使用するほどレザー全体が味わい深くなるため、オシャレしたいときに使用する素材としても適しています。
今回の依頼品もこちらの革が使われています。
傷に強いですが、長く使うと、角や持ち手は摩擦によって色が落ちてしまいます。
②「ヴォー・エプソン」
ヴォー・エプソンとは、細かい型押しとプレス加工を実施した雌仔牛のレザー素材です。
エプソンは程よい柔らかさを保ちつつ、傷に強く型崩れも起こしにくいため、カジュアルバッグとしての使用が適しています。
また、ほかの素材と比較して軽量であるため、気軽に持ち歩けます。
③「ヴォー・スイフト」
ヴォー・スイフトとは、きめ細かな革目が特徴的な雄仔牛の素材です。
鮮やかな発色が魅力的なスイフトは、おしゃれをしたいときに適しています。
④「トワルアッシュ」
トワルアッシュとは、異なる2つの糸を平織りにしているコットンキャンパス素材です。
トワルアッシュは摩擦に強い特徴があるので、普段使いのバッグに最適といえるでしょう。
今回の依頼品は、お客様が長くご愛用されていまして、
前文でご紹介したように、持ち手や角のスレ傷や色落ちが目立ちます。
とくに
持ち手の劣化や角スレが激しいです。
せっかくの高級バッグがもったいですね(^-^;
これらの部分を重点的に補修していきます。
傷んでしまった革は染め直しをすることによって、キレイに復活させることができますよ~(*^-^*)
革製品は完全に破れてからだと、補修ができなくなってしまいます。
張り替えでしか修理できませんので、破れる前に早めにご相談ください!
施工ですが、いつもと変わらない手順で行っていきますが、
こちらのバッグというと、
特に難しいのは、色の再現ですね。
エルメスの品物は、難しい色のデザインが多いです(^-^;
そこを気にして施工を行っていきます。
まずはいつもと同じようにクリーニングと研磨で下準備を行います。
全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき
、次に弊社専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理をしっかりと行いました。
クリーニングで、表面の汚れが落ちるだけでなく、
革に入っている深い汚れや余計な染料も浮いてきます。
革も皮膚ですので、毛穴に入ってる汚れをきれいにすることで、
後から色がきれいに乗せることができます。
クリーニングの後は角部分のスレを補修します。スレが少し酷いので、このままでは色直しができません。
この革表面が破れている状態で直ぐに補色補修を行ってしまうと仕上がりが悪くなってしまいますので、
細部の擦れ剥げや破れたり欠損してしまっている革に破れ補正の補修を行なって、革表面を可能な限り整形させていただきます。
キズの補修材をスレた部分に塗布して乾燥、研磨をして補修しました。
スレの補修が終わったら、次は染めの工程に入ります。
先ほどご紹介したように、こちらの色は難しい色となります。
なんども作り直しを重ねて、ようやく近い色を出すことができました!
一回目の染めの工程ではしっかりと革に密着するような塗料を使います。
ここでの塗料をしっかりと施工することで塗料が剥がれたりしないようになります!!
少しづつ丁寧に塗布していき、ムラにならないように作業をしていきます。
全体がムラなく染まったら一回目の染めが完了です~!!ここで一回しっかりと乾燥させます(*^-^*)
しっかりと乾燥させて、ムラが無いことを確認したら、最後の染めの工程に入ります~(*^-^*)
最後の工程では色止め、ツヤだし、最後のお色の調整の工程になります。
ここでしっかりと色止めをすることで服などに色が移ったりすることを防ぎます。
最終的に全体のお色の統一感を整えていきます。
施工後の写真をご確認ください。
いかがでしょうか?
角の傷の部分がちゃんと直されて、色も元の色とほぼ同じく再現できました!
全体が均一なお色になってとてもいい感じになったと思います~(*^-^*)
お客様にもとても喜んでいただく事が出来ました~(*^-^*)
ご依頼を頂きましてありがとうございました~!!
革バッグの修理でお困りの方はぜひ革研究所浜松店へご相談ください!
当店は、バッグの修理を全般的に行っております。
表面の汚れや角スレの修理のほか、
メンテナンスクリーニング、金具の傷修理や、ベルト交換、内側の張替え、
ベルトの編み直しなど、バッグの修理に関することなら、
なんでもご相談ください!
エルメスHermèsのバッグの修理は革研究所浜松店にお任せください~!!
今回の依頼品のエルメスですが、
1837年にティエリー・エルメスがパリに開いた馬具工房から始まりました。
馬具のオーダーメイド製作が瞬く間に評判を呼び、
1867年にパリ万国博覧会で受賞し、ナポレオン3世やロシア皇帝などの貴族御用達として名を馳せました。
ブランドを創業者の息子・シャルル=エミール・エルメスに引継ぎ、
工房をフォーブル・サントノーレ通り24番地に移して併設した店舗を構え、バッグや財布なども作るようになりました。
3代目のエミール・モーゼル・エルメスの方針でアパレル業界へ進出し、
世界で初めてファスナー付きバック「ブガッティ」を発表しました。
バッグ、財布、時計、スカーフ、メンズウェア、ジュエリーとアイテムの幅を広げていきました。
ブランドの地位を確立したケリーとバーキンは、現在でも憧れのアイテムとして根強い人気があります。
こんなハイブランドのエルメスですが、
お値段も正直高いものが多いです。
ですがその分とても品質が高く、
職人の技術の結晶ともいえる製品だと思います。
そんな製品の修理も、
革研究所は自信をもってお受付いたします。
また、革研究所浜松店は買取店も併設しております。
ご要望に応じて、
どう直すのか、どこまで直すのか、
または売却するのか、
総合的なご案内が可能でございます。
見積もりやご相談は無料です。
お気軽にお問い合わせください(*'▽')
傷んでしまって諦めていた製品も、
当店の技術で復活させてみませんか?
施工に関してやお見積りの他、
どういった製品が長く使っていけるのか、
こんなことはできる?
売ったらいくらかな?などなど、
どんなことでもお気軽にご相談ください♪
ラインで写真を送るだけで簡単に見積もりができます!
革鞄・バック
革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。
財布・小物
革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。
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男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。
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革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。
ソファー・椅子
革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。
自動車内装
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