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2024/09/15

IDC3人掛けソファ スレ傷補修 座面傷補修 ソファリペア

こんにちは!

バッグ修理、ソファー修理の革研究所浜松店でございます。

 

今週も日曜日になりました~

今週もとても早いですね。

バタバタしていると毎日がとても早いです(^-^;

まだまだ残暑も厳しいですが、毎日元気に営業しておりますm(__)m

 

さて、今回のご依頼ですが3人掛けソファーになります。

ご依頼品はこちら↓↓↓

お色は明るいブラウン系のお色のソファーになります。

こちらのソファーに使われているのはおそらく牛革なんですが、比較的柔らかくて、薄めの革が使われております。

肌触りがよく、座り心地のよいソファーですが、すこしスレ傷になりやすいですね。

それでご愛用されていくと、今回の依頼品のように、スレ傷が目立ってきました。

ただまだ破れていないので、張替えせずリペアで修復ができると思います。

ご依頼いただき、ありがとうございましたm(__)m

 

ソファーに使われている革は基本的には厚めで丈夫なものが多いのですが、

今回のご依頼のような柔らかいソファーもとてもいい感じですね。

座るととてもリラックスできそうです。

 

こちらのソファーなんですが、ラインからご相談を頂きまして画像を送っていただいたのですが、

一度現物を確認するために事前にお客様のところへお見積りに伺わせて頂きました(*^-^*)

 

革研究所浜松店では近隣のお客様でしたら無料で出張見積りに伺わせて頂いております。

特にソファーや車のシートのような大きい品物は、持ち込みしにくいと思いますので、

一度ラインやメールから写真を送っていただいて、

画像にて概算でお見積りを出させて頂いて、お値段がご予算内という事でしたら、

一度実物確認に伺わせて頂きます。

実物確認の際には施工方法、引き取り、納品の搬入のルートの確認、お値段の交渉などさせて頂きます。

多少はお値段の交渉をして頂いても大丈夫ですので、なんでもお気軽にお問合せくださいm(__)m

 

 

それでは施工方法をご紹介させて頂きます。

どのような作業でソファーがよみがえるのか気になる方もいらっしゃるかと思いますので、

ご説明をさせて頂きます。

 

ソファーの施工でも、バッグやお財布の施工でもまずはクリーニングをすることからスタートになります。

革製品のクリーニングというのは基本的には革の表面についている汚れをキレイに除去する作業になります。

ソファーについている汚れは人の手あかなどを中心とする油分が一つと、

部屋に舞っている埃などが油分と結合して堆積してしまった汚れになります。

これ以外にも例えば調味料や飲み物などをこぼしてしまったりしてついてしまった汚れなどになります。

基本的な汚れはレザークリーナーを使って取り除いていきます。

 

レザークリーナーをソファーに直接塗布していき、柔らかい馬毛ブラシを使って汚れを浮かせていきます。

革のシボ(エンボス)に入り込んだ汚れもこのブラシで掻き出していきます。

やさしくブラッシングをするだけですぐに汚れが浮いてきました。

汚れが浮いたらウエスで拭きとっていきます。

このブラッシングもあまり強くしすぎると革を傷めてしまいますので注意しながら作業を進めていきます。

かなり汚れが落ちました!

 

やはりソファーは日頃から掃除されることがなかなかないですので、

長年たまった汚れが結構あります。

 

ご自身でクリーニングをされる方はクリーナーなどによってはお色を剥がしてしまう事になる可能性もありますので、

注意してください。

衛生面に気になる方は、やはり専用な革クリーナーを購入し、年末の大掃除の時一緒にソファーもきれいにしましょうー

 

表面の汚れがキレイに落ちたら、次は脱脂をしていきます。

この脱脂という作業は今回のソファーの修理に関してはとても重要な作業になります。

脱脂は革に含まれた油分や、外部から付いた油分を取る作業です。こちらを行わないと、後で塗った色がすぐ剥がれてしまいます。

ですので、できるだけ丁寧に革の余分な油分を除去していきました。

脱脂の作業はアルコール系の溶剤を使っています。

これはうまく使わないとお色を剥がしてしまうような強い溶剤ですので、より注意が必要になります。

 

次はお色が剥がれてしまった部分や細かい傷を修復していきます。

まずはスレ傷の周りを重点に置き、全体的に研磨をかけます。

スレ傷の周りはギザギザしていますので、

平たいにしていきます。

ここまで下地の準備ができました!

 

次は傷補修です酢が、選定した溶剤をキズや塗料が剥がれてしまった部分に塗布していきます。

刷毛などを使って溶剤を塗っていきます。塗料を塗ることでキズを少しづつ埋めていきます。

パテ埋めのように一気にしっかりと埋めてしまうと逆にキズを目立たせてしまう事になる可能性もありますし、

パテが劣化してしまうと後から剥がれてしまう事になるので、少しづつ埋めていき、

また埋めすぎないようにしていきます。少しキズを埋めてから、研磨をかけていきます。

研磨をかけることでキズがなだらかになり、手触りも滑らかになっていきます。

仕上がったソファーの手触りがザラザラしていたらイヤですよね。

ですので、できるだけ丁寧に研磨をしていきました。全体的に研磨をして引っ掛かりがないように作業をしました。

 

キズの跡は完全には消えませんが、この方法が一番長持ちしますし、キズが目立たなくなります。

これでキズの修復が終わりましたよ~!!

 

キズの修復が終わったら、次は着色の作業に入ります。

まずは1回目の着色の作業に使う塗料を調合していきます。

1回目の着色では、しっかりとお色を入れていくことと革と塗料を密着させて塗膜の表皮を作るという作業になります。

もともとのソファーのお色に近い塗料を調色していきます。

今回は明るいブラウン系のお色ですので、黄の塗料に赤、黒、白を加えてお色を作っていきます。

少しづつ塗料をくわえて、バランスを整えていきます(^^)

少しお色を加えるだけでガラッとお色が変わってしまうので、少しづつ調整していきました。

ソファーの裏側などの色あせしていない部分のお色を作ることができたと思います。

 

調色した塗料をスプレーを使ってソファーに塗布していきます。

1回目の染めに使う塗料にすこしキズを埋める成分を加えました。

これで染めながら少しキズの補修もしてくれます。調合した塗料をスプレーを使ってソファーに塗布していきます。

明るい目のお色はすぐには発色しにくいので薄く何度も塗料を塗布しないといけません。

何度も塗布することでムラになることがありますので、少し注意しながら作業をしていきます。

塗布してからドライヤーを使って乾燥させながら状態を確認します。

こういう感じの作業を何度も繰り返してしっかりと発色するまで繰り返していきました。と

てもお色がハゲてしまった部分にも塗膜がのり、しっかりとお色が入りました。

お色が剥がれてしまった跡もかなりマシになりました。

しっかりと乾燥させたら、表面を手でさわってみてなだらかな表面になっているかもう一度確認しました。

ここでまだ引っ掛かりがあるようでしたらまた研磨をしていきます。

今回はキレイな表面になっていました~!!

 

良い感じに1回目の染めの工程が終わりましたので、ここでもう一度乾燥させていきます。

乾燥が中途半端だた仕上げの染めの工程に入れないので、今回は一晩乾燥させました。

 

乾燥したのを確認したら、仕上げの染めの工程に入ります。仕上げに使う塗料を調色していきます。

1回目の染めの塗料とはまた違う塗料ですので、もう一度お色を合わせないといけません。

ソファーの色あせしていない部分に合わせてお色を作っていきました。

いい感じにお色が作れたら、色止め材を添加します。

色止め材を加えることで、衣服にお色が移ったりすることがなくなります。色止めは必ず必要な工程になります。

そしてさらにここで仕上がりのツヤ感を調整していきます。

今回のソファーは比較的ツヤ感のあるソファーでしたので、その雰囲気になるように半艶の中でも少しツヤを強めに調整させて頂きました。

 

調合した塗料をもう一度スプレーを使ってソファーに塗布していきます。

全体にまんべんなく塗布していきます。座面などは少し厚めに塗布させて頂きました。

少しでも長持ちするようにしたいと思います。

 

すこしづつ丁寧に作業を進めていき、お色がキレイに発色してツヤ感も均一になったら、

これで着色、染め直しの作業完了です。

 

では、施工後の写真はこちらです↓↓↓

 

いかがでしょうか?

お色が剥がれてしまっていた座面にもしっかりとお色が入りましたし、キズもあまり目立たないようになったと思います。

手触りもサラサラでとてもいい感じです!!

全体的に汚れや黒ずみもありましたが、それもほとんど分からなくなったと思います。

これでまた長くご愛用いただけると思います。

ご依頼いただき、ありがとうございましたm(__)m

 

ご自宅のソファーが傷んでしまってキレイにしたいとお考えの方は一度革研究所浜松店にご相談してください。

ご自宅のソファーの傷み具合に応じて適切な方法をご提案をさせて頂きます。

コスト的な面もぜひご相談してください! 

できるだけご予算に合った方法をご提案させて頂きたいと思います。

 

革が破れてしまう前にご相談してください。 

革が破れてしまったらどうしても張替えになってしまいますので、コストがかなり上がりますね。

革の材料費も物価上昇でどんどん高くなっています。

ですので、ソファーの傷みが気になったら早めのご相談をお待ちしています。

 

長々とご覧いただきましてありがとうございました~m(__)m

 

当店は、革バッグ、革靴、革ソファなど革製品の修理を全般的に行っております。

表面の汚れや角スレの修理のほか、

メンテナンスクリーニング、金具の傷修理や、ベルト交換、内側の張替え、

ベルトの編み直しなど、バッグの修理に関することなら、

なんでもご相談ください!

 

また、革研究所浜松店は買取店も併設しております。

 

ご要望に応じて、

どう直すのか、どこまで直すのか、

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総合的なご案内が可能でございます。

 

見積もりやご相談は無料です。

お気軽にお問い合わせください(*'▽')

 

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施工に関してやお見積りの他、
どういった製品が長く使っていけるのか、
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どんなことでもお気軽にご相談ください♪

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